03 May 10

突然、ある方から紹介されて、この方と会った。
正直、その時の印象は、あまりよくはない。

私共のホテルの1階にビリヤード場がある。
以前、商店街からの要請もあり、
会津漆器の展示販売に
協力させていただいたことがある。
その時、この方も出品された一人であったようだ。

個人的に また同じ場所で 展示販売を
したいとお申し出があった。
二人きりでお会いして
お話をさせていただくうちに
この方に興味が出てきたのだ。
もっと、この方を知りたい・・・
初めてお会いした時とは
違う気持ちになっていたのだ。

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そこで、本日、中町ホテル1階にて
この方、村上修一さんの会津漆器の
展示・販売をさせていただきました。

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村上修一さんからのメッセージです。

1999年春、帰国して目に付いたのは、
日本の何気ない風景でした。
2年間の青年海外協力隊、電気機器隊員として
タンザニアに赴任していた私にはすべてが懐かしく
また、新鮮に見えたのだと思います。
あの地で見えた『日本』。
日本とは一体何なのか、そして、自分とは何なのか。
私の中に大きな疑問が残りました
そんなとき『japan』がかっては漆器を意味していたことを知ります。
遠く離れた地で生じた疑問の答えを求めて
2000年に漆の世界へ飛び込みました。

出来る限り、お客様に直接お届けしています。
作り手と使い手が直接つながることで
私の感じた何かも伝わりやすいのではないかと思います。

漆のほとんどを輸入に頼っている現状。
本当にこれでいいのかと自分で漆を掻くことも始めました。
生きている木に傷をつけ、その樹液を頂く。
そして、その漆を塗った器で食事をする。
そこに自分の抱いた問いへの答えがあるのだろうと思います。

さまざまなことに気づかせてくれたアフリカを
モチーフとした器です。もしかしたらアフリカが
日本を知るきっかけになるかもしれません。

渋谷発、未来を創る複合文化施設
Bunkamura のショッピングサイト
『 Bunkamura オンライン市場 』では、
村上修一さんの作品も多数、取り揃えています。
ぜひ、『会津の工芸品の店』へお立ち寄りください。
http://www.bunkamura-ichiba.jp

商品は、作り手の主張であるべきだ。
これをきっかけに、
これからも会津の素晴らしいものを
お伝えしてゆくことに
微力ながら協力させていただきます。

2010年5月
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