NHK大河ドラマ、
「八重の桜」の放送に合わせて
県立博物館の隣、
旧会津図書館跡にオープンした
「ハンサムウーマン八重と会津博 大河ドラマ館」。
4月中旬、桜の時期には、
おそらく大変な数の入場者で
混み合うことだと思います。
このドラマ館から有料駐車場に向かって
見事な桜並木が続きます。
これらは、長野県 高遠町から贈られた
タカトオコヒガンザクラです。
ソメイヨシノより少し小ぶりで
薄紅色の花を咲かせます。
こんなに素晴らしい咲きっぷりですが、
植樹した際には、なかなか根付かず
土を入れ替えたとも聞きます。
以前、高遠町(現・伊那市)を訪れました。
古くから【天下第一の桜】と称される
高遠城址公園を散策しました。
その時は、残念なことに
桜の開花の1週間くらい前だったと思います。
1500本の桜が咲き始めたら、
山一面が薄紅色に染め抜かれたのでしょう。
一度でいいから満開の
高遠桜を見てみたいものです。
この贈られた薄紅色の桜並木を見ると
いつもそう思います。
会津の長い冬に終わりを告げ
春の彼岸入りとともに
今年も獅子舞が、街にやってきます。
三体の獅子が、笛と太鼓の音色に合わせて
古式ゆかしい舞をみせながら市内を練り歩きます。
「会津彼岸獅子」は、豊作と家内安全を祈り
春の訪れを喜びあう会津の伝統行事なのです。
じっくり獅子舞をご堪能ください!
◆3/20(祝・水)会津三匹獅子舞(会津彼岸獅子)◆
10:30~16:00 市内各所の開催場所を回ります
10:30~ 鶴ヶ城
12:00~ 阿弥陀寺
昨年の様子は、
動画でご覧になれます >>>
さらに、プチ自慢のための豆知識を、、、
会津地方の獅子舞は江戸時代の初めに
保科正之公が、会津に移封された際に
伝えられたといわれております。
また、会津一円に疫病が、流行し多くの人命が失った時、
神仏に獅子舞を奉納して悪疫退散を祈願したところ
次第に終息したともいわれております。
折りしも春彼岸であったので
彼岸獅子と呼ぶようになったのです。
戊辰戦争の最中、日光口の守備についていた
山田大蔵隊は、会津に戻り城に入ろうとしましたが、
籠城中の城が、西軍に包囲されており
入城できずにおりました。
一計を案じた山川は、小松(北会津)の獅子団を
先頭に高らかに笛、太鼓を打ち鳴らし行軍しました。
西軍は、堂々としたその隊列を
友軍かと勘違いして無血入城をゆるしてしまいます。
ろう城していた者もその獅子の笛の音を聞き、
黒金御門を開けて泣いて迎えました。
おそらくこのシーンは、
現在放送中のNHK大河ドラマ
『八重の桜』でも取り上げられると思います。
番組では、山川大臓を俳優・
玉山鉄二さんが演じています。
明治4年には、松平容保公が
小松獅子の功績をたたえ、
太夫獅子の頬掛けに葵の御紋を与え、
高張提灯に使用を許可したという歴史もあります。
